男性は世間に対し外面（そとづら）は良いのですが、家庭を省みる事をあまりせず、手抜きのままに体裁（ていさい）を繕（つくろ）おうとするところがあります。八方美人で終わらぬためには家族に対する振る舞いが重要なポイント。女性は長女の星なので、他家へ嫁いでも実家と疎遠にならないようにする方が運勢は向上します。男性も女性も、世間に出た時は外交的なきめの細かい性質で活躍しますが、いったん家庭・会社に戻ると飾らぬ自分をさらけ出し、自他共に、内面と外面のギャップに苦しむ事があります。身近な人にこそ本来持つ優しさ・穏やかさを意識的に表現するべきで、それが結果的には、気の休まる本当の意味での憩いの場を作る事に繋がるでしょう。 |
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四緑木星は早熟型の運気を持ちますが、総体的に堅実・着実を好み、根気良く粘り強い性質で決して急がず、人の倍時間をかけても成功させるタイプです。偶然や棚ボタを期待するような都合の良い考え方の人は少なく、いい加減かと思いきや意外に現実的です。対人関係では腰の低い当たりの柔らかい人と親しまれますが、内に秘めた闘志は相当なもので、人懐っこい姿の裏には、決して負けたくないというファイトを燃やすかなりの曲者。静かなる人間の闘志を背中で見せる星です。浮き沈みの激しい運を持ちますが、失敗をしても挽回（ばんかい）出来る粘り強さを充分に発揮し、しなやかに世間を渡る事。 |
何にでも積極的に挑戦しようと試みる気概（きがい）は持つものの、自信の無さから来る気迷い・取り越し苦労が原因で、せっかくのチャンスを逃がす事が多い星です。又、行動力は優れていても、生来の優しさが優柔不断・決断力不足にすりかわって安請け合いをし、後で他人に迷惑をかけてしまう事があります。長所であるはずの爽やかな人間性も、一つ間違えれば短所となって災いする、それがこの星の持つ特徴といえます。
生家を継いで生活する人は信用を第一とし、やたら交際を広げず親族との絆を深め、見栄を張らずに生きていく事が大切。少し無理をすれば際限なく人間関係を広げて行けるだけの優れた社交性を持ってはいますが、実力を超える無軌道な交際は知らぬ間に己（おのれ）の内にストレスを溜め込み、ふとしたきっかけで爆発させてしまう恐れがあります。自分の心の器量と相談しながら、力の範囲内で長所を活かした人間関係を少しずつ築いていくように心掛ける事。生家を出て生活を営んでいる人は実家との縁を大切にし、親兄弟との交際を疎かにしない。特に四緑木星の女性は、実家に尽くす事で幸福と信用を手に入れます。
